7月11日(土)[日別]
▼いろいろかんそーぶん
@ 『紫色のクオリア』:うえお久光/綱島志朗(ISBN9784048679046)。電撃文庫新刊。 イラストレーターに「JINKI」シリーズでお馴染みの網島志朗を迎える形で 電撃文庫MAGAZINE増刊誌にて発表された コラボレーション短編小説に描き下ろしを加えた一冊。 自分以外の人間が全て「ロボット」に見えるというとある少女と、 その親友の少女が辿る可能性の物語。
- 毬井ゆかり、「わたし」の大切な友達。 彼女は自分以外の人間全てが「ロボット」に見えるのだという。 今日はそんな彼女について話そうと思う…『毬井に関するエトセトラ』
- これはわたし「波濤学」の身に起きたとある事件の物語。 それはわたしのファーストキスから始まった…『1/1,000,000,000のキス』
- 『if』
私の感想なんざいいからさっさと買って読め!(キリッ
…と思わずひと言で済ましたくなるのが正直な所です。いや真面目にね。 それくらいに面白かった。うえお久光氏の 実力のほどを久々に見せつけられた感がありますな。
雑誌掲載分を改題した「毬井に関するエトセトラ」では 人間どころか、自分を覗いた生物全てがロボットに見えるという ゆかりと 彼女の親友となった波濤学、 そしてかつて親友だった天条七海というの三人の少女の関係に焦点をあて、 短いエピソードの積み重ねから、ゆかりという特異な存在のありようや 外の世界との関わり合いを描き出していきます。 ゆかりさんのなんともふんわりとした可愛らしいキャラクターにほのぼのとしつつ読んでいると 次第に雲行きが怪しくなり始めて以下略。 最後のとあるシーンでは正直背筋が寒くなりました(汗
『1/1,000,000,000のキス』は本単行本の大半を占める描き下ろし。 ゆかりの親友である「波濤学」が、直面した難問を前に筆舌に尽くしがたい努力を重ねる エピソードです。 いやもうこれがまさしく圧巻。 前エピから一転して、ハードでシビアな物語が展開することになります。 正直、何を書いてもネタバレになるのでなんとも悩ましいところ。 雪だるま式に拡大されていく世界構造の妙は独特のトリップ感があり、 思わず一気に読み終わってしまいました。それだけの力強さを持つということでもあります。 全てを投げ打ってでも護りたかったものを彼女は本当に護り切れたのか… その答えは無限の未来の中に…ってところですかね。
続けようとおもえば続けられはするでしょうけれど 基本単巻モノという認識でOKだと思いますので、お気軽に手にとって読んでみて下さい。 とりあえず個人的に今年の一押しSFライトノベルに決定です:D (Permalink)
7月13日(月)[日別]
▼いろいろかんそーぶん
@ TVA新番『GA-芸術科デザインアートクラス-』#1。 まんがタイムきらら系連載作品のTVアニメ化。原作既読。 タイトル通り、高校の芸術学科のデザインアートクラスに通う 愉快な面々の日常を綴った四コマ作品。 原作ではカラーページを贅沢に使っての色彩デザイン系基礎知識紹介が特色のひとつ。 同じく芸術科を舞台にした「ひだまりスケッチ」よりも かなり芸術技巧系の内容によっているかな。 ひだまり…は共同生活モノの側面が強いですからね。
原作に忠実な4コマのアニメ化としては比較的ベタな小ネタ連発方式でした。 正直、これ萌え四コマとの食い合わせわ良くないと思うのです。 間が作られず、せせこましくなるので。 どたばたしつつもどこかまったりしてる原作の空気がイマイチ…。 絵的にも特に見るべきところはなく、全体にパンチ力の足りない印象です。 かなり「遊べる」余地のある懐の広い作品なのにこれは正直勿体ないナァ。 視聴は一応継続しますけれども。
聞き所は能登的戸松声でしょうか? 気をつけてよくよく聞くと 声に余裕がない感じは受けるんですが、漫然と聞いてると間違えるよなぁ。
@ 『仮面ライダーディケイド』。 無数の平行世界を巡るディケイドの旅 新たに訪れた世界…それは「シンケンジャーの世界」!?
ということで双方シリーズ初となる 本編でのライダーとスーパー戦隊のマジコラボが発生。 やー、これはさすがに驚いた。お祭り作品というだけあるわ(苦笑 双方の中の人たちもがっつりと絡む、正真正銘のコラボですからねぇ。 いろいろとらえ方はあると思いますが、 個人的にはそこそこ好意的に捉えています。ディケイド自体も。
しかしこうやってみるとライダーと戦隊でのカメラでの絵作りの差がよくわかるナァ。 ライダーのカメラワークで撮影された戦隊の殺陣つーのは本当にレアでした。 来週の後半も楽しみです。しかしあの展開だと巨大ロボ戦は無さそうかな…残念。 先に仮面ライダーJの世界巡ってれば巨大化出来たんだろうけれどねぇ(^^;>ディケイド
@ TVA新番『よくわかる現代魔法』#1。 集英社スーパーダッシュ文庫の同名作品のTVアニメ化。 原作未読ですがちょこちょこと噂は聞いたので 「現代魔法」の有り様がプログラマ的に楽しいというのは知っている状態。
第一話。えーと、これはいきなり番外編から始まったのかな? なんらかの理由で過去の世界のお師匠様を訪ねに来たところ、 未来の同輩と初めてであったって感じ? なんかもういきなりパンツ履いてないわ、 小学女児の生尻だわ、生縞パンだわと斜め上に飛ばしすぎ。 ですが作画は全体的に安めで、いつまで持つかが勝負という印象。 お色気で釣ろうとしてこれではナァ。 リング上のコードが世界中を覆ってる様は格好良かったのですが…さてさて。
とりあえずX windowなのは笑った:D
7月14日(火)[日別]
▼昨日の捕獲
[COMICS][NOVELS]- [NOVELS] ぷりんせす・そーど!(3) 戦うサツキと恋の道:神野オキナ/深山和香(ISBN9784797354652)
- [COMICS] 迷子のボクらのHについて:恩田チロ(ISBN9784948714168)
- [MAGAZINE] COMIC 天魔 2009/09
以上、秋葉原ダンジョンブックスにて捕獲。
「迷子のボクらのHについて」。 COMICプルメロ連載陣からの初単行本。レーベル名はワコーコミックスになったようです。 若生出版(エロ系注意)だからね、そのまんまだね。 中身は「ふぁみげき」「おとこのこ♂おんなのこ♀」の2シリーズを中心に収録のようです。
▼いろいろかんそーぶん
@ 『ぷりんせす・そーど!(3) 戦うサツキと恋の道』:神野オキナ/深山和香(ISBN9784797354652)。 GA文庫新刊。現代世界を舞台とした剣と魔法の異世界バトルTS系の3巻目。
つい先日まで敵対していた元タイハン国の戦神騎士タシアナから 人生初の『告白-結婚を前提とした男女のおつきあい-』をうけた五月。 予想外すぎる展開に目を回しているうちに 「お互いの事をよく知るため」の初デートに臨むことになってしまっていた。 デート当日、タシアナの普段の蓮っ葉な物言いと女王様ルックとは まるで違う落ち着いた年上の女性としての姿と立ち振る舞いに 五月は彼女の隠されていた一面を知る。 ぎこちなくも初々しい二人の様子に複雑な想いを抱えるファリィだったが…。 一方その頃、タシアナ達を狙う「十二の腕」は新たな動きを見せ、 そして異世界から新たなる挑戦者が現れていた。 今度の敵は………暗殺者とロリ王女?
前巻衝撃の引きを受ける形での今巻。 いやぁ、もうタシアナさんが可愛いったらありませんな。 戦士としての仮面を脱ぎ、 一人の恋する乙女となった二十歳過ぎのボンテージの女王様… いやもう、どんなご褒美ですか、それは:D___ 純粋な恋心と修羅場をくぐり抜けてきた大人としての諦観からくる 葛藤も、これまでの苦労を彷彿とさせて愛おしさが倍増しに。 読んでて思わず床を転がりたくなる素敵な破壊力でした。 こういう人には報われて欲しいナァ。
一方の新キャラさん。アスカレーテ姫とそのご一行様は 一言で言うとデビロット姫+グラドリエル様という感じですかね。 皮肉屋の従者シュパンドゥールとの掛け合い漫才はなかなかに愉快でした。 全体的に戦力不足気味な南天家陣営としては貴重な存在かな。 今のところコメディ担当ですが、もう一ひねりくらいはありそうです。
恋愛方面は五月きゅんの知らないところでフラグが立ちまくってるのがなんとも。 モテる主人公の辛いところですな:D まあ、オチのアレが通るなら全然問題はありませんが。
シリアス方面は…やはり世界の有り様と転換点、そこにおける神の存在と その影響、運命にあらがうが故に神殺しを志す人々と神の思惑ってな感じですかね。 「こちらの世界」の方も色々と事情があるようで、どのような形で 絡み合ってくるかが今後の展開の肝になってくるのかな? 今回の謎の影も毎度のいちかさんかと思ったら少々毛色は違うみたいですしね。
今回は挿絵も破壊力高めのもの多し。特に表紙のクノイチサツキたんは 確かに立体で欲しくなる良い肢体っぷり。 そして、サマードレス風のファリィ様のちょこんと座ったメガネエルフっぷりもGood。 オチのイラストに至ってはもう…墓場覚悟でいいよね、サツキきゅん:D てな感じで、全体的に満足度の高い一冊でした。
7月15日(水)[日別]
▼昨日の捕獲
[COMICS][NOVELS]- [COMICS] 蕩めくまで続けて:横井レゴ(ISBN9784873063232)
- [MAGAZINE] COMICメガストア 2009/09
以上、秋葉原ダンジョンブックスにて捕獲。
「蕩めくまで続けて」。エンジェル出版からは初単行本。 エンジェル倶楽部で2006年末から今年にかけて発表された作品に加えて COMICマオやCOMICパピポ、マガジンウォーウルフなどで掲載された 2001年〜2004年の原稿を収めたモノ。 年代がばらけていることもあって、正直なところ少々辛い原稿もちらほらと。 だいたい半分に少し足りないくらいがそんな風な感じですので 出来れば中を見ての判断をオススメします。
▼いろいろかんそーぶん
@ 【今週のサンデー】2009 No.33。
新連載「ジオと黄金と禁じられた魔法」:桐幡歩。 魔法使いを目指す少年のファンタジック物語開幕。 掴みとしてはオーソドックスで悪くないと思いますがさて…。 絵柄はまだまだ味と荒との合間って感じですかね。今後の精練に期待したい所。
「ハヤテのごとく!」。 運命の再会/再開。なるほど白鳳の理事長でしたか…>アテネさん これで今後も明確な接点が生まれましたな。 さて、ここからどういう形で推移するのか。見物です。
「神のみぞ知るセカイ」#60「業果」。ボヘ〜〜ン にーさま…本当によっきゅんが好きなんだなぁ(汗
「オニデレ」#64「夏休み!」。 ポセイドン吹いた。せっかくショートカットのサヤさんも見慣れたのに 元に戻っちゃうのか、ちょっと残念だなぁ。似合っていたのに。
「はじめてのあく」#26「ジロー動く」。 夏休み中止のお知らせ。珍しくジローが悪っぽい活動に手を染めますが やってることの動機が全然悪じゃないのがなんともジローらしいというか。 以前の発明品再登場なのは良いなぁ。
「やおよろっ! 特別編」。 8ページ使っての単行本告知ということで帰還。 やっぱり冷やし中華ちゃんと犬くんの掛け合いが一番楽(略
7月16日(木)[日別]
▼昨日の捕獲
[COMICS][NOVELS]- [CD] THE IDOLM@STER RADIO-LONG TIME-:今井麻美/たかはし智秋(Amazon)
- [COMICS] 神のみぞ知るセカイ(5):若木民喜(ISBN9784091217097)
- [COMICS] オニデレ(4):クリスタルな洋介(ISBN9784091217165)
- [COMICS] ハヤテのごとく!(20):畑健二郎(ISBN9784091216984)
- [COMICS] やおよろっ!(1):なつみん(ISBN9784091216496)
- [COMICS] 金剛番長(7):鈴木央(ISBN9784091217073)
- [COMICS] はみちち:たこりーな画伯(ISBN9784863490833)
- [COMICS] あきそら(2):糸杉柾宏(ISBN9784253234528)
- [MAGAZINE] COMIC RIN 2009/08
以上、秋葉原新宿書店及びダンジョンブックス、どこぞのアニメイトにて捕獲。
「THE IDOLM@STER RADIO-LONG TIME-」。突然の終了告知に騒然とした アイマスレディオのソングCD第6弾。 12の月に合わせた新曲を12曲収録とのこと。 ラストアルバムという部分が強調されてますねぇ、うむむ。
「やおよろっ!(1)」。週刊少年サンデーにて連載開始し、有耶無耶のままにクラブサンデー行きとなった 八百万美少女擬人化ショートギャグの1巻目。やー、なんとか無事に出たねぇ(汗 下手すると本編より楽(略なハシラの冷やし中華ちゃんと犬くんの掛け合いももちろんそのまま収録で 多い日も安心の一冊です。 「冷やし中華はずかしめました」。
「はみちち」。久しぶりの単行本。つやつやきらきらむっちりぽっちゃりなハミ肉女の子が 満載の一冊。今回もたっぷりのおっぱいが良いですのぅ。ノリは全般にあっかるい感じです。
7月17日(金)[日別]
▼昨日の捕獲
[COMICS][NOVELS]- [BOOKS] 神のみぞ知るセカイ POSTERS!(ISBN9784091990181)
- [MAGAZINE] チャンピオンRED 2009/09(Amazon)
- [DOJIN] バカとフタゴと横恋慕:んでもって(KOIZUMI バカテス木下姉弟×明久)
以上、秋葉原新宿書店及びメロンブックスにて捕獲。
「神のみぞ知るセカイ POSTERS!」。 週刊少年サンデーで好評連載中の若木民喜「神のみぞ知るセカイ」の大判カラーポスター集。 本誌カラーや単行本関係のカラーイラストを折り目無しで見られるわけです。 なお、読み物部分もあり、 これまで(同時発売の単行本5巻まで)の攻略ヒロインの攻略サイト風記事や 若木先生へのインタビュー記事などもあります。 インタビューは属性萌えとキャラ萌えあたりの話が興味深かったですかね。 まあ、ファンならという感じですか。お値段は少々しますしね。
「チャンピオンRED 2009/09」。 おまけとして「フランケンふらん」のドラマCDが付属しています。 フランさんが小清水亜美さん、ヴェロニカが茅原実里さんというなかなか豪華なメンツです。 楽しみにしてたので聴くのが楽しみです。 …それにしても今月の掲載分もそりゃもうイイ意味で酷い内容だったぜよ>ふらん
▼いろいろかんそーぶん
@ 『チャンピオンRED 2009/09 フランケンふらんドラマCD』(Amazon)。 付属のドラマCD「フランケンふらん」についてのかんそーぶんです。 原作のエピソード3編にプロローグとエピローグを加えたサウンドドラマ。 基本に原作に忠実な形で再現されていて、前編に渡って人間の呻き声と 肉やら骨やらが弾け捻れ砕けるSEが満載です。 当然微エ〜ロスもあるよ:D…嬉しい内容かは別として。
選択されたエピソードは 前半の代表的なエピソードである「CHRYSALIS-蟲-」、 ヴェロニカ登場編である「MY LITTLE SISTER-妹-」、 ヴェロニカが居て、かつ学園編である「LUST-肉欲-」の3編。 チョイスの仕方としてはわりと順当かなぁ。 エログロ取り混ぜつつ、 ふらんさんのアレな良識と善意が溢れるエピソードばかりですしね。 「CHRYSALIS-蟲-」に関しては今月号掲載の最新話とリンクしてたりもしますしね。
ふらんさん役はお馴染みの小清水亜美嬢。 普段ふわふわ、決めるときは力強く!なふらんさんを好演されていたかと。 ヴェロニカ役は茅原実里嬢。 ぶっちゃけ「みなみけ」の千秋の演技ですね。多少男前度合い高いくらいですか。 まあ、どっちもおねえさま大好きっ子なので<そうだったか?
まあ、ファンなら満足の一枚かと。お値段分の価値は十二分にあります。 妙な改変も無いですしね。 ドナーの悲鳴と不穏な手術音を背景に 志高いご高説を垂れ流すふらんさんの勇姿を是非ともお聞きのがしなく。
7月19日(日)[日別]
▼いろいろかんそーぶん
@ 『仮面ライダーディケイド』#25。 「シンケンジャーの世界」後編。 単なる共闘に終わらず、エピソード的にもそれぞれに残すモノがある流れなのは とても良かったかと。二の目も出来たら見たかったところですが、 まあ、それはシンケンジャーの方でなつみかんが目撃という形でやってたので 良しとしますか。久しぶりにクウガも活躍したし(泣 殿と士の対比はいいなぁ。キャラ的にはまるで逆だしなぁ。
そして注目の次回予告……うわー、本当に「倉田てつを」本人キター(汗
ということで噂通りに「仮面ライダーBlack RXの世界」へ。
さらに劇場版とリンクする形で、大ショッカーと配下の新生アポロガイストも登場という…。
映像を見る限り、RXはもちろん、Black、RXロボライダー、RXバイオライダーも登場する様子。
これは見逃せない…。あと、じーちゃんのマント振りは死神博士への布石だよなぁ…うむむ。
#26「RX!大ショッカー来襲」、ああ燃えるなぁ:D
アポロガイスト「我が名はアポロガイスト…大いなる大組織、大ショッカーだ!!」
士「俺は全てを破壊する…」
南光太郎「仮面ライダー! ブラックッ! アァルエックス!!」
Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)