2017年 12月21日から31日までの崩壊報告

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12月23日(土)[日別]

▼いろいろかんそーぶん

@ 『trash.(11)』:D.P/山本賢治(ISBN9784253255349)。ヤングチャンピオン烈連載。 伝説の殺し屋コンビ『バレット&フランチェスカ』の血と硝煙に塗れた日常…その結末。シリーズ最終巻。

  • 情報屋ヴァルゴが支配するビル内でそれぞれに死闘を繰り広げるまいんとるしあ。 しかし圧倒的な実力を示す殺し屋エクス&ハルの前に劣勢を強いられ、無惨にも傷ついていく。 囚われの美能子らを救うため、助っ人ブロンコマスクを引き連れた岩志組の生き残り達もビルへ乗り込むが、 ヴァルゴの裏切りを知った村上会により送り込まれた無数の刺客達もまたビルへの突入を始めていた。 敵味方入り乱れる激闘の最中、儚くも無惨に散っていく無数の命たち。 今、それぞれの運命に終着点が訪れる。

ついにシリーズ最終巻ということで、伏線の数々を回収しつつ オールスター総登場で最後の最後まで一気に駆け抜ける内容でありました。 先の読めないグロとモツに彩られたハード過ぎるバトルの数々。誰が死ぬかも分からないまま、 主要キャラであってもあっけないほど容赦無く散っていく展開に、ヤマケン漫画の真骨頂を見た思いです。

個人的な見所としては…やはりブロンコマスクの活躍ですかね。 本当にいいキャラでした。最後の最後まで自分の美学を貫く様子は本当に格好良かったです。 デス=モスキートとの兄妹愛溢れる関係も涙無くては語れないですね。いや、本気で。

「殺し屋」であったり「ヤクザ」であったりと、社会の裏街道を行く者達の物語である以上、 単純なハッピーエンドなどは望めるわけもないことは分かってはいたものの、 いざ目の前に突きつけられるとやはり物悲しさは否めませんね。 それでも彼女らの戦いは何かを残したと思いたいところです。

…と、しんみりとせざるをえないラストではありましたが、読んでよかったと思えるシリーズでした。 まずは両先生にお疲れ様ですと言いたいですね。原作のヤマケン先生の独特の空気をもった世界とキャラは無論ですが、 ヤマケン先生の絵のテイストを再現しつつ、美麗な作画でシリーズを彩ったD.P先生の手腕にも 驚かされるばかりでした。(カバー裏をみて、D.P先生本来のテイストを思い出してみたりとかね)

願わくば新たな形でお二人のタッグを見られる日が来ることを祈りつつ…。

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@ 『らぶぷるっ』:きりりん(ISBN9784894657465)。エロ漫画。 ヒット出版系媒体にて発表された中短編集。 まるっと可愛らしい顔立ちと凹凸未満のぺったんボディのヒロインさんたちの痴態が満載の一冊。 属性的にはないぺた、ふくらみかけ、スクール水着、セーラー服、浴衣、温泉、ラブホテル、淫魔etc.etc....

「心臓…止まっちゃったら、ごめんね。」

  • 東京で自堕落で刹那的な生活をおくる青年・春雪は、金欠と気まぐれから、送りつけられた旅券を使い、 雪深い東北の実家に久々に帰省する。帰路の途中、雪深いバス停に取り残され凍える春雪は、 「さなぎ(仮名)」となのる不思議な少女と出会う。春雪のことを知っているようなそぶりをみせながら、 幼い身体で誘惑してくる少女の姿に春雪はかつての初恋の記憶を揺さぶられるのだった。 そう、儚く終わった苦い初恋の思い出を。はたして少女の正体は。そして春雪の過去に何があったのか。 …『さんさぁら』全4話
  • バレンタインの放課後。高嶺の花の相手に告白するも玉砕した黒木少年は、 幼馴染みでお向かいに住む少女・宮下と出会う。鍵を忘れて閉め出されたという宮下に請われ イヤイヤながら彼女を自室に招き入れるが、些細なことから口論になり…。 すれ違っていた幼馴染み達の想いが通じるとき。そしてその後の互いを貪り合う二人の関係。 …『マイ・ファニィ・バレンタイン』、『サカリ』
  • 結婚相談所の紹介で出会った相手と結婚したばかりのサラリーマン・杉浦。 相手の連れ子である少女・麦との関係が上手くいかず悩ましい日々をおくっていた。 その上、毎日のように麦を犯す淫靡な夢を見るようになり……。夢と現が交じり合う…『ユメヲカシ』
  • 公園で一服中の疲れたサラリーマンを誘惑する少女。危険すぎる状況に逃げようとするも 少女の瞳はそれを許さない…『誘惑実習』

まさかほぼ丸々10年待つことになるとは思わなかった…な作者さん2冊目の単行本。 正直、発売予定を見たとき我が目を疑いましたからね…。何にしろこうやって無事に発売されたことを 喜びたいと思います。

作風は1st単行本同様にストーリー重視中心ですが、短編の方はエロ特化系のものもあり、 かつ、全体的に明るめのお話揃いなのでかなり読みよい一冊となっています。

絵柄はカバーイラストを見たとおりのラブリー度120%の可愛い系。 まるっとしたおまんじゅう型の顔とくりくりとしたお目々が 大変愛らしいです。そんな可愛い顔にこってりと盛り上がる白濁をぶっかける様子は独特の背徳感があって たまりませんね。そもそもヒロインさんの大半の年齢がかなりアレなので背徳感がさらに倍々なわけですが。 おっぱいサイズもないぺた、ふくらみかけから巨乳さんまでとラインナップ。ですがあくまでも 巨乳さんは脇であり、ないぺた〜ふくらみかけがメインです。

と、ヒロインさんらはそんな感じの見た目ですが、プレイ内容自体はしっかり濃厚。 ぷにぷにとした可愛いボディを目一杯に開いて、口やふともも、そして秘所で黒光りする剛直を受け入れる様子は 痛々しさと共に愛おしさも醸し出します。心と身体の繋がりで、相手の想いを確かめ合う様子は 文字通り「愛」でしょう。体液に塗れながら互いに睦み合う恋人たちの様子が堪能出来ます。

メインとなるのは中編「さんさぁら」。 並行して語られる過去と現在二つの時間軸の物語で綴られるとある家族の物語です。 過去の出来事で心に大きな傷を負っている春雪の心を融かしていく さなぎ ちゃんの活躍を是非ご覧下さい。 ……そこただの○リコンって言うんじゃないやい。 過去編のヒロインである「先輩」も大変可憐で可愛らしくかつ秘めたる芯の強さがたまりませんね。 セーラー服万歳!スク水万歳!!<………

短編では「ユメヲカシ」がお気に入りかな。 吊り目ポニテ前髪パッツンな麦ちゃんのジト目モード、淫夢の中での誘惑やトロトロに蕩けた発情モード、 どれも大変可愛らしくて破壊力抜群でした。夢の中でいろんなシチュで犯していく様子も○。 再婚相手のさやかさんのふんわりとした美女っぷりも捨てがたく、できれば3Pが欲(略

他、「サカリ」のタイトル通りのさかりっぷりも見逃せません。

…と待った甲斐はある作品集でした。内容的に読み手は選びますが、可愛いキャラクター 、読ませる物語、そして助平、それらをお望みであれば手にとって損は無い一冊かと。 ただ、もっと読ませろというご要望に関しては………。次は何年待てば良いですかね(汗

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XX:XX wrote

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記の月別過去ログです。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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