6月7日(水)[日別]
▼昨日の捕獲
[COMICS][NOVELS]- [COMCIS] 彼女が見てる 僕のセックス:サブスカ(ISBN9784887746541)
- [COMCIS] ママならないオンナたち:おとちち(ISBN9784887746558)
以上、秋葉原オータムリーフなどにて捕獲。
▼いろいろかんそーぶん
@ 『彼女が見てる 僕のセックス』:サブスカ(ISBN9784887746541)。エロ漫画。 COMIC夢幻転生誌にて発表された長編シリーズを全編に描き下ろしを加えた一冊。 憧れの女性が抱える性癖に振り回される青年と周囲の女性達。 属性的には寝取らせ、学生、女教師、巨乳、巨尻、精飲、中出し、コンドーム、セーラー服、ベビードール、そばかす、眼鏡etc.etc...
- 「無理 ごめん 西矢くんとは付き合えない」と、憧れの女生徒会長・神田麗に告白し、 素気なく断られてしまった青年・西矢。生徒会のメンバーとして日々を共にし、脈アリと踏んでの告白だったために 大きなショックを受ける。同じく生徒会メンバーで麗の幼馴染みである 笹木のどかに慰められるうちに 流れで身体を重ねるが、その様子をのどかの手引きにより、麗に見られてしまう。 当然のごとく激しく動揺する西矢だったが、そんな彼に麗は衝撃の言葉を告げるのだった。 曰く「私も西矢くんのことが好き。だからお願い他の女の子とエッチしてるとこ見せて♥」と…。 そう、麗はそういう特殊な性癖の持ち主だったのだ。 こうして周辺の女性を巻き込んだ西矢と麗の奇妙な関係が始まる。 果たしてその行く先にあるものは…『私の彼氏と寝てください』全5話+描き下ろし2.5話
作者さん5冊目となる単行本。社会人TSモノだった前巻から、再び学生モノへと回帰。 ただし、一風変わった性癖に振り回される人々というあたりは今作も健在です。
今回メインで取り扱われる性癖は、いわゆる「寝取らせ」。愛する人が他者と交わる様に興奮を覚えるという エロ漫画ネタとしては主に男性側の性癖として扱われてきたものです。 たとえば、夫が妻を第三者に抱かせてそれを 覗きみるという奴ですね。今作はその性癖をメインヒロインが持っているというのがキモですかね。
細めの描線で描かれる、むっちりと肉付きの良い肢体を持つヒロインさんが多数登場。 丸々としたおっぱいやおしり、触ると心地よさそうなお腹周りやふとももなど、どれも美味しそうですね:D_____ 今回はややキャラクターの目元の描線などが減り、従来よりもスッキリとして気持ち大人びた印象を受けました。 可愛らしさよりは美人度のパラメータがアップしたとでもいいますか、これはこれで良いですね。
メインとなる長編『私の彼氏と寝てください』。 前述の通り、「寝取らせ」というやや特殊な性癖を持つヒロインさんに振り回される童貞青年の、 いろんな意味で複雑な日々を描いたものです。 エロ重視の物語ですが、キャラクターの心情などは丁寧に描かれているので、物語としても楽しめるのは 従来通り。展開も重い部分のない終始明るめのものですから、読みやすいかと。 ヒロイン寝取らせだとどうしても嫉妬心が湧きますが、 今作は逆なので、男性視点ではハーレムものなんですよね。 それもメインヒロイン公認ですから、憂いもゼロですし:D 純愛的に見ると、気持ちが通じなくて歯軋りってことでもありますけれどね。
メインヒロインの麗さんは、とある経緯から好いた人が他の女性とセックスすることに強く興奮を覚える人です。 その上で妙に真面目で独自の倫理感で動くため、 彼女自身を抱くことは極めて困難で、主人公の西矢くんは散々振り回されることになります。
そんな調子ですから、主立った濡れ場は、彼らの周囲の女性陣で構成されることになります。 麗さん以外のヒロインは4名。麗さんの幼馴染みで、彼女の性癖についても知っている、遊んでそう系先輩の笹木さん。 生徒会メンバーで地味目の眼鏡にそばかす少女な巻神さん、頼れる姉御系ながら男日照りで欲求不満の女教師・静流先生。 そして経産婦の保健医・金城理華先生です。
みなさんそれぞれに可愛い女性ですが、特に気に入ってるのは静流先生かなぁ。 欲求不満と男日照りを拗らせて、生徒から迫られても待ってましたとばかりにノリノリで食べちゃう アグレッシブな様子や、大人の余裕を見せつけつつも、すっかり若い肉棒に夢中な様子などもグッと来るモノがありました。 あとポニーテールだしね!!
金城先生もお気に入りですね。詳細は省きますが、 スケスケのベビードール姿で男に跨がる姿が大層エロくてたまりません。
物語のラストに至るまで、妥協せずに徹底した展開がさすがサブスカ先生だなぁと唸るばかり。 あまりにも清々しい展開に思わず笑ってしまいました。 相手のありようを肯定しながら、愛情を貫く二人とヒロイン陣の辿り着いた場所がどんな場所か、どうぞお楽しみに。
あと、本作で特記しておきたいのはカバーイラストですかね。 見て戴いて判る通り、なんと擬音入りの作中のコマをそのまま抜き出して 着色したようなものになっています。 こういうパターンは滅多に見ないため、かなりインパクトがありました。 基本、エロ漫画のカバーイラストは静ですが、これは思い切り動きのあるイラストですからね。 そういう視点でも面白い一冊と言えます。
という感じで今回もキャラクターの心情を大切に描きつつエロいという 満足度の高い一冊でした。個性的なヒロイン陣との交わりをたっぷり楽しめます。オススメですよ。
Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)