2018年 06月1日から10日までの崩壊報告

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6月7日(木)[日別]

▼いろいろかんそーぶん

@ 『僕の家族を晒します』:田中あじ(ISBN9784796411608)。エロ漫画。 電子媒体雑誌COMICサイベリアにて発表された表題長編シリーズを収録の一冊。 大切な家族や幼なじみを寝取られる喜びに目覚めてしまった少年と、 その暗い欲望の餌食となった女性達の堕落の物語。 属性的には寝取らせ、寝取られ、乱交、フェラチオ、パイズリ、オナニー、 放尿、親子姉妹どんぶり、肉便器、落書き、エロ自撮り、動画配信etc.etc...

  • エッチな事に厳しくも優しい母・沙織、気が強い柔道家の姉・莉緒、 天真爛漫で兄を溺愛する妹・凛々菜、 幼なじみの少女・史歌らに囲まれて平穏な日常を送る 2次性徴の迎えたばかりの少年・比呂弥。 ある日、友人である須田と川原を初めて自宅に招くが、 後日、その際に盗撮された莉緒の下着姿の写真を見せられ、 生涯で味わったことのない強い興奮を覚える。 性知識に疎い比呂弥は、自らに湧き上がる感情の正体を理解出来ず、 戸惑いの末に、ネットで知り合った顔も知らぬ知人HAMEに相談する。 HAMEに言われるがままに、姉のSNSのIDを伝えてから暫く経った頃、 HAMEから、姉の痴態を収めた自撮り写真が送りつけられてくる。 転送されてくる自撮り写真は日々エスカレートを続け、 ついには自宅でHAMEに抱かれる姉の痴態を見せつけられる。 大切な家族が余所の男に蹂躙される様子に更なる興奮を覚えた比呂弥は、 HAMEのアドバイスに従い、 妹、母、そして幼なじみまでもを周囲の男たちに捧げてゆく。 しかし事態は次第に比呂弥自身をも翻弄してゆき……。 こうしてとある平和な一家の崩壊が始まった。 …『僕の家族を晒します』全9話

作者買い。NTRネタで名を上げた作者さんの新刊。 寝取られブレイカーが発動した前著と違い、 今回は真っ向からの寝取らせ寝取られ展開が続く長編作品となっています。

主人公ら一家を巻き込み何処までも堕落させてゆく周囲の無尽蔵の悪意は これまでの作品でもあったものですが、今回は主人公自らがその悪意に 強く加担していく様子が描かれます。 欲望に翻弄され 渦巻く悪意へと自らの大切な家族らを差し出し、 取り返しのつかない状態に陥っていく様は哀れさと もの悲しさを感じさせます。

登場するヒロインさんは前述の通り、母、姉、妹、幼馴染の全4名。 それぞれ違った形で罠に嵌められ、調教され、自らが抱えていた欲望を さらけ出すマゾ奴隷として周囲の男の都合の良い肉便器と化してゆきます。 最初のきっかけは家族を想うが故の自己犠牲精神だったはず… 美しいはずのものが、欲望で塗りつぶされて歪んでいく様は 読んでいて胃がキリキリすること請け合いです。

ヒロインそれぞれに魅せ場があるので甲乙付けがたいですが、 個人的なお気に入りは、母親である沙織さんかなぁ。 エッチなことに厳しくも、単身赴任で不在の夫に代わり 三人の兄妹を育てる優しく立派な母親…そんな彼女が 抱え込んでいた肉体的な欲求不満を暴き立てられ、浮気剛直に抗え無い マゾ奴隷として開発されていく様は大変エロくてよいです。 教え込まれた淫靡な言葉を口にしながら情けない姿で 剛直を強請る様子はたまらないですな:D_____

あとは姉の莉緒さんかな。ちょっとガサツで気が強い美人のお姉ちゃんが マゾ奴隷として調教されてしまう様子はたいへんグッときます。 相手を睨み付けながらもあっという間に堕ちる様子も素敵ですね。 沙織さんとの3Pシーンもお気に入りです。

何も遅すぎるということはない。いつでもやり直しは出来る。 そんな甘っちょろい筋書きはありません。 自らの欲望に翻弄された結果、後戻りもやり直しも出来ない場所へと 追い込まれた比呂弥くんの結末をお楽しみに。 NTRスキーには強くオススメの一冊です。

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Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
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ここは東雲さんの崩壊日記の月別過去ログです。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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