東雲さんの崩壊日記[過去ログ]

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2012年 09月1日から10日までの崩壊報告

【2012/08】 (01-10) (11-20) (21-) 【2012/09】 (01-10) (11-20) (21-) 【2012/10】 (01-10) (11-20) (21-)

9月1日(土)[日別]

▼昨日の捕獲

[COMICS][NOVELS]
  • [NOVELS] 彼女たちのメシがマズい100の理由:高野小鹿/たいしょう田中(ISBN9784041004975)
  • [COMICS] 冥王計画ゼオライマーΩ(6):ワタリユウ/ちみもりを(ISBN9784199503047)

以上、どこぞの書店にて捕獲。

XX:XX wrote

▼いろいろかんそーぶん

@ 『冥王計画ゼオライマーΩ(6)』:ワタリユウ/ちみもりを(ISBN9784199503047)。 COMICリュウ連載。原作版ゼオライマー正統続編シリーズ第六巻。

  • 北米方面を強襲したノイエ・ネマトーダ5大将軍が ひとりワイゼッカーの重鉄神クリフォトと対峙する 真沙希と美久が駆るXダイバー。 自らの内に目覚めつつある前世の黒い衝動に怯える真沙希は 超次元システムの発動を躊躇し、 クリフォトの圧倒的な力と、ワイゼッカーの策略によって 着実に追い詰められていく。 そしてついに「メレクの鉾」を召喚するが……。

連載雑誌であるCOMICリュウの一時休刊を挟んだため、久々の新刊ですね。 まあ、無事に継続してひと安心という感じであります。ちゃんと終わるのが… まず、ちゃんと終わるのが目標だからロボット漫画はね(遠い目

今巻はまるっと北米での対ワイゼッカー戦。 複数の特殊能力を持つ強力な重鉄神と、あくまでも冷徹に状況を楽観しない ワイゼッカーの攻撃によりXダイバーはじょじょに追い詰められてゆきます。 ワイゼッカー将軍はその名に恥じぬどっしりとした威厳と実力を備えた将軍として 描かれていていいですなぁ。こういう人が出てきちゃうと若輩の主人公側が 勝てなくなるので扱いが難しいのですが、まさにここぞとばかりの大活躍っぷりが 素敵です。単純なパワー型っぽい外見と、いやらしいネチネチした武装の 数々とのギャップがまたたまりませんわ。

Xダイバー側は 美久ちゃんは気丈に、極めて前向きに真沙希くんを支えようと全裸で頑張って くれるのですが、肝心の真沙希くんの方が、前世の記憶がもたらす攻撃性に 怯えてしまっている状態できついですね。 Xダイバーという機体の異常性描写は今回も繰り返され、ぼちぼち その実態が明かされるんじゃないかなと期待値があがります。

ラスト大変気になる引きで次巻へ続く!!となっているため、 即続きが掲載されているであろう本誌を手に取りたくなりますが まあ、おとなしく半年程度待ちましょう(苦笑 あの程度では終わらないはずですしね、マサキの系譜は。

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XX:XX wrote

9月4日(火)[日別]

▼昨日の捕獲

[COMICS][NOVELS]
  • [COMICS] ほっ健室(1):ヤス(ISBN9784041203835)
  • [COMICS] 恋蜜フレグランス:あづま煉(ISBN9784862692122)
  • [COMICS] 金髪×巨乳に変身で:幾夜大黒堂(ISBN9784799501412)
  • [DOJIN] ソウルコネクト-ハダランダム-:ディエップ工房(あるぴーぬ ココロコネクトイナバーン)
  • [DOJIN] テストプレイ。:RIBI堂(陽方晶月 オリジナル)

以上、秋葉原COMIC ZIN、メロンブックスおよびオータムリーフにて捕獲。

XX:XX wrote

▼いろいろかんそーぶん

@ 『彼女たちのメシがマズい100の理由』:高野小鹿/たいしょう田中(ISBN9784041004975)。 角川スニーカー文庫新刊。第17回スニーカー大賞優秀賞受賞作品。 メシマズヒロイン達に振り回される少年の受難の日々。

  • 両親の都合で一人暮らしを始めた愛内葉介。 そんな彼を悩ますのは幼馴染みの パーフェクト美少女・香神紅緒についてのとある問題だった。 そう、彼女の手料理が切実に不味いことが判明したのだ。 葉介の母の頼みで、愛内家の家事全般を取り仕切ることになった 紅緒ははりきって日々の食事も用意してくれるのだが、 そのどれもが独自のアレンジの行き届いた代物揃い。 そんな中も、せっかく作ってくれたモノを無碍にするわけにもいかず 胃袋に納め続ける日々に葉介は疲弊してゆく。 そして休む暇も与えずにあらわれる新たなメシマズヒロイン達の猛攻に はたして葉介の胃袋は耐えきれるのか。

「だから、さ。そろそろ、おいしいって言ってもいいんだよ」

タイトルで興味を持って、カラー口絵でトドメを刺されて購入してみました。 世に数多存在するヒロイン陣の結構な数が所有する毒料理スキルは先鋭化と記号化の 結果として、紫色だったり、ふつふつと泡だったり、嫌な煙を吐いたりと、もはや食べ 物ではない次元へと昇華されていますが、本作はその部分を再解体し、 「現実に再現可能なレベルでリアリティのある毒料理」へと回帰させるという、 誰得だよという展開に挑戦した意欲作となっています。

登場するヒロインは3人。 ほぼ万能ぽややん幼馴染みの紅緒さん。 従妹の金髪英国美少女リリィ・アップルガースさん そしてクラスメートのクール系美少女花菱カロンさんとなります。 そしてそのそれぞれが、独自のメシマズスキルを保有するという嬉しいんだか嬉しくな いんだかという状況。 アレンジャー、味覚音痴、英国etc.など文字通りメシマズの理由が付与されており 実際に作れそうなだけにリアルな嫌さがあります。

ヒロイン陣のなかではリリィさんがやっぱり癒やし度は高いですね。 生活力皆無っぽいのがいかんともし難いですが。

紅緒さんは見事なパーフェクト幼なじみ(料理除く)で、 甲斐甲斐しいお世話の様子はただただ羨ましいばかり。 でも料理だけは…。 彼女の保有スキルを鑑みると、 メシマズ改善の余地がないのが悲惨です。 周りの反応から自分の料理がダメなことは理解していても、 極度の味音痴のため自分自身では分からないという状況ですからね。 葉介に美味しいと言って欲しくて頑張ってるけど、 それが全部逆効果というのはかなり可哀想であります。 それでもメゲない強さが魅力ではありますけどね。 地獄への道は善意で舗装されてるものなのが悲しいことですが。

カロンさんはツン成分というか、それ辛み成分だよね的な(巧いこと言った感) そんなヒロインさん。デレ分は少なめですが、地味にサービスシーン担当だったりと 存在感はあります。てっきり長門かと思ったらそっちなんだ…。

主人公の葉介くん。ややひねくれた子ですが、矜持はもってるのでそれはそれかな。 どんなアレな料理でも作ってくれた以上は食べると、そのあたりはいいですね。 彼が一人暮らしを始めた直後のお金の減り方エピソードが 生々し過ぎて泣いた。すごい身につまされましたよ。

文章面、よくラノベを研究してるんだなーという感じがしますね。 ただラノベらしくしようと言い回しを重ねる部分がぎこちないとか パロディ系がやや上滑り感があるのが今後の課題かと。 あとは全体的にお約束に対する逆張りに腐心していて、 そこが面白みのある部分ではあるものの、 やや、やり過ぎの感も。 このあたりはうまいことバランスをとって貰いたいところです。

途中からあれっと思ったのですが、次巻へと続いています。 日常系のエピソードなので明確な区切りがそもそも付かない作品ではありますが 一度終わらせてしまっても良かったように思います。 まあ、詮無いことですね。 はたしてメシマズ改善が先か、葉介くんの舌が調教されるのが先か… やっぱり調教されるしか手がない気がします。

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9月5日(水)[日別]

▼昨日の捕獲

[COMICS][NOVELS]

以上、秋葉原COMIC ZIN及びオータムリーフにて捕獲。

「るろうに剣心-特筆版-(上)」。 実写映画版を受けてのパラレル展開のキネマ版の前編と、 原作1話に繋がる読み切り第零話を収録。 やー、もう懐かしくて言うことないです、満足。 観柳輝きすぎ。 まあ、問題は薄いことくらいですか。これだったら一冊に収まったんじゃという気も。

XX:XX wrote

▼いろいろかんそーぶん

@ 『ミダラナシセン』:いのまる(ISBN9784887744455)。エロ漫画。COMIC Mujin誌にて発表された中長編集。 突如ストリップ劇場のオーナー兼踊り子をやる羽目になった少女の奮闘記、 欲求不満を抱えた男子校保健医の淫らな日常。

  • ごく普通の生真面目な女子校生・朝那岐伊織。 そんな彼女の日常は、突如届いた幼い頃に蒸発したきりだった父親の訃報によって崩れ去る。 遺言で、父が生前に経営していたストリップ劇場「パライソ」のオーナーを押しつけられてしまったのだ。 大黒柱を失い、すっかり経営が傾いてしまったパライソを救うため、そして 偶然パライソへと身を寄せていた、かつてほのかな想いを寄せていた憧れの先輩の居場所を守るため、 伊織はオーナー兼踊り子として奮闘することになるが…。 綺麗な黒髪のセーラー服のあの子はストリップ嬢。 今日も舞台の上で淫らなまな板ショーの幕開けだ…『セーラー服とストリップ』全5話
  • 美人で生徒たちからの人気も高いが、いつも不機嫌そうな保健医・いちか先生。 そんな彼女の人に言えない秘密とは。先生はおちんちんに興味津々!?…『欲求不満の保健の先生』全3話

カバーイラストがグッと目を惹いたのでパラ見して購入。 スッキリとした美人系の面持ちと、引き締まって均整の取れたボディラインのヒロインさんたちが 特徴的な作者さん通算7冊目の単行本です。 今回は前述の通り続き物2シリーズを全編収録。 どちらも凌辱色は薄めで、ややコメディチックな演出が目立つ物語となっています。

見事なまでにたわわに育った乳房と、筋肉質で引き締まった胴、そしてどっしりとしたボリューム感抜群のお尻と太股が 描き出すラインはとても素敵で、たまりませんね。ハイレグTバックのショーツや、マイクロビキニなどが花を添えてくれます。 切れ長の瞳を潤ませ、眉を困らせながら、恥辱に頬を赤らめるヒロインさんたちの表情もとても良いなぁと。 このあたり、従来よりも堅さ的なものが取れ、より自然に生き生きとした印象が強くなっているように感じました。 特に今回はストリップものという題材もあって、美しい肢体も、羞恥の表情もより輝いていたように思います。

メインとなるのは長編「セーラー服とストリップ」。 なかば流される形でストリップ劇場のオーナーとなってしまった女子校生さんが体験する未体験ゾーンという感じの奮戦記です。 セーラー服でのストリップ、年上の踊り子とのレズビアンショー、複数の客を相手にの生板、ポールダンスなどなどのシチュが楽しめます。 ストリップ劇場は話には聞きますので、仕組みや用語とかは分かるのですが、さすがに実際に行ったことは無いので そういう意味でも興味深く楽しめました。…いや、現実にはまな板ショーとか既に壊滅なのはわかってますけれどね。

単行本カバーを飾っているのがメインヒロインの伊織さん。艶やかな黒髪がとっても素敵な女の子です。 やや推しに弱く、周囲に流されるままに、オーナー稼業だけでなく、踊り子さんとしても活動させられる羽目となり、 舞台の上で処女喪失させられるわと結構散々な目にあっていますが、憧れの先輩のためという自身の目標や 次第に芽ばえた場への想いから、前向きに頑張っていく姿は頼もしくていいなぁと:D 衆人観衆の中でのまな板ショーなどを繰り返す中で、視られることの喜びを覚えていくのもいいですな。 あとはやっぱりセーラー服でストリップというのが男心を擽りますね。 お気に入りは伊織さんのクラスメートであり友人である陽子さんかな。(ヤ)さんの娘さんで、男勝りな気っぷの良さが 魅力的な子ですが、ひょんなことからストリップの喜びに目覚め、トロトロに蕩けた表情を魅せてくれるのが なんとも男心を擽ってくれます。ぷりぷりした乳首を自ら舐めしゃぶる様子もエロくて素敵でした。

ただ残念ながら、終盤は明らかにエピソードが短縮されており、伏線などについても 最終話で無理矢理まとめて終了という形で幕引きされています。 そのため、どうしても消化不良感が否めません。キャラもシチュも良かっただけに無念の一言です。

もう一つの中編「欲求不満の保健の先生」。タイトル通り、欲求不満を抱えた保健の先生が性に目覚めて 男子生徒たちを中心に性を謳歌するエピソードです。他とちょっと違うのはヒロインのいちか先生の趣味が デフォルメした○○○○の絵を描くことというあたりでしょうか(笑 手足がはえてたり、顔が付いてたりと妙にコミカルで可愛らしいイラストなので そのあたり、普段の強面っぷりとのギャップがまた可愛らしいですね。 気弱そうな困り顔が程よく嗜虐心を誘ってくれます。 お預けされておねだりしたり、複数の男性器に囲まれて恍惚としたりと、その積極性もえっちで素敵でした。 第二話で、とある場所から食い入るように男性器を覗き見る姿がまたなんとも間抜けでありつつも 愛すべき感じでお気に入りです。

と、これまで以上にヒロインさんの魅力が際立っており、そのあたり十分に楽しめた作品集でした。 であるが故に、「セーラー服とストリップ」が残念でなりません。 連載中のアンケートなどいろいろと要因はあるのでしょうから、仕方はないのでしょうけれど 正直もっと読みたかったです……orz

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9月6日(木)[日別]

▼昨日の捕獲

[COMICS][NOVELS]
  • [MAGAZINE] リスアニ Vol.10(ISBN9784789771733)
  • [DOJIN] 看板娘はさしおさえ AfterDays:DropwortBell(鈴城芹 商業後日談)
  • [DOJIN] 看板娘はさしおさえ MoreAfterDays:DropwortBell(鈴城芹 商業後日談)
  • [DOJIN] 犬通:GREY HOUND(森山大輔 イラスト本)
  • [DOJIN] ツルハクレナイニソマル PREVIEW VERSION:WiNDY WiNG(草凪蜻蛉)

以上、秋葉原COMIC ZINなどにて捕獲。

XX:XX wrote

9月8日(土)[日別]

▼昨日の捕獲

[COMICS][NOVELS]

以上、どこぞのアニメイトなどにて捕獲。

XX:XX wrote

9月10日(月)[日別]

▼いろいろかんそーぶん

@ 『オカルトリック02』:大間九郎/葛西心(ISBN9784800200822)。 このライトノベルがすごい!文庫新刊。 元狐憑きの少年と、少年の姉である美貌の引きこもり安楽椅子探偵、 そして少年に想いを寄せる最凶メンヘラ少女、三人の描くいびつな三角関係が紡ぐ終焉とは。 「ぼくとねえさんのハッピーハッピー・トラッシュショー」めでたしめでたし?

  • オカルト探偵を営むねえさん=葛乃葉の助手として働く、 元狐憑きの少年・玉藻は我が儘ヒッキーなねえさんの面倒を見つつ、 とある事件を通して知り合った女子高生イソラからの熱烈なアプローチを適当に流す日々を送っていた。 そんな中、自殺未遂で意識不明となり、 入院中だったイソラの姉・舞花が意識を取り戻し、そして失踪してしまう。 玉藻はイソラに懇願され、彼女と共に舞花の行方を捜すこととなるが…。

シリーズ2冊目にして、完結巻かな。 今回も登場人物が全員信用ならないという部分はそのままに、 より観念的な方向へシフトしたというか 玉藻の内面世界描写が大きな割合を占める形になっています。 このため、起きた事件そのものはほとんど切っ掛けとして物語駆動装置に過ぎず、 焦点となるのは玉藻の過去と 玉藻、葛乃葉ねえさん、イソラたんの三角関係の行き先となります。

イソラさんは相変わらずキレッキレのヤンデレっぷりを発揮しており、 ノーマルな意味での思考回路トレースがまったく役に立ちません。 言われて初めて、ああそういう考え方もあるのかーと妙に納得させられる感じですかね。 もの凄い斜め上感はいっそ清々しさすらあります。 葛乃葉ねえさんに真っ向対抗しようとするその気概だけは買いたいところです。 玉藻くんは…今回は本当に踊らされてただけな感じが。まあ、至るべきところへは至れたようなので よかったんでしょうけれどね。

ラスト。 過去に犯した罪の記憶から罰を望んで生き続ける玉藻と、 そんな彼を優しく見守りながらも、そうであるが故に真実を伝えられない葛乃葉ねえさん、 そしてそんな二人の間に割って入る、愛に生きすぎるイソラたん。 彼らがいったい何を見て、何を選択し、何を失い、何を得るのか。 それは読んでのお楽しみ。

今回で、お話のコアの部分が丸く収まってしまったので続きはちょっと望めないかなぁ。 正直もうちょっとオカルト探偵的な素っ頓狂なエピソードを色々と読みたかっただけに 残念です。イソラたんの毒が強すぎたのかもしれません…。

なお、購入者特典として期間限定公開されている 後日談「オカルトリック02スピンオフ メンヘラバーズ2」は 重ためな本作の解毒剤として、程よい内容で大変楽しかったです。 本巻読了後は是非読むことをオススメします。

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XX:XX wrote

【2012/08】 (01-10) (11-20) (21-) 【2012/09】 (01-10) (11-20) (21-) 【2012/10】 (01-10) (11-20) (21-)

Shinonome Azumi(yuunagi@maid.ne.jp)
◆ここは
ここは東雲さんの崩壊日記の月別過去ログです。 18歳以上対象の作品を取り合うことが 多々ありますので、その旨ご理解の上お読みください。
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